さる6月14日、2015年度「芝走会」を松本楼にて開催した。把握できている全ての世代に呼び掛けた結果、45回生から109回生まで、65名（ご招待者3名を含む）の参加があった。参加者の年齢差は６４年に及び3世代に跨る交流ができた。
元顧問の永良寛先生、辻潤治先生、現顧問の松本拓先生にも参加いただいた。会は2部構成とした。Ⅰ部は、「芝走会」総会に相当し、45回生小坂哲瑯さんのご挨拶に続き、会則・役員候補者(28名)の提案と説明が行われ、いずれも承認された。選出された「芝走会」会長、55回生 小山祐敬さんのご挨拶があった。続いて顧問 松本先生から芝陸上競技部の活動状況についてお話しを頂いた。最後に50回生 滝口三郎さん、６２回生 小林善太さん、100回生 川村翼さんが会員を代表し、芝陸上競技部時代を中心とする思いでが披露された。
Ⅱ部は、永良先生、辻先生のご挨拶で始まり、続いて５７回生 市原伸郎さんから「芝走会アーカイブ」展示品の説明が行われた。展示品を収集する過程で芝陸上競技部の発足は、１９２９年（昭和4年）であることが判明し、その事を示す資料も展示された。「芝走会アーカイブ」を充実させるため参加者に古い写真・資料の提供を呼び掛けた。６１回生 篠山秀夫さんの乾杯の発声で懇親会がスタートした。あちこちで歓談の輪が広がり、楽しい時間を過ごすことが出来た。
小山会長より小坂先輩を「芝走会」の名誉会長になって頂くよう要請があり、全員拍手で賛意を表明し、ご就任頂いた。５５回生 日原生年さんの指揮で校歌を斉唱し、その後、集合写真の撮影が行われた。最後に５９回生 堀政彦さんから、次回は２０１６年５月２２日（日）に同じく松本楼で開催予定であることが報告され、散会した。
今回の「芝走会」は、全ての世代の会員に呼び掛けて開催された初めての大集会である。今回の集会で役員として２８名の方々が承認され、従来の再興準備委員会委員（再興準備委員会は今回の「芝走会」を機に解散し、新たに役員会が発足した）に加え、１５名の若い方々の参加がなされた。今後若い世代の考え方・意見が活動に反映され、「芝走会」が継続的・持続的なものになって行くことを期待している。以下は、「芝走会」に参加した若い方々に書いて頂いた感想文である。
（５８回 峠 隆記）
■ １００回生 千徳恒憲さん
まず、芝走会大集会に参加させていただき、幹事の皆様へ御礼申し上げます。
大集会においては、学年が重なり一緒に部活動に取り組んでいたメンバーとの久々の再会のみならず、初めてお会いすることとなった諸先輩方、後輩の皆さんと一緒に楽しい時間を共有することができました。
100回生同期同士では、OB近況報告で川村さんが触れたとおり、毎年末に忘年会を開いたり駅伝に出たりしていますが、高校卒業以来お会いしていなかった方、初めてお目にかかる方とコミュニケーションを図ることができ貴重な機会をいただいたと思います。
現役顧問の松本拓先生から、現在の芝陸上部の活動状況を伺いました。現在の部員数は50名程度、夏合宿にも2台のバスで行くと充実しているとのことで、OBとしても、現役陸上部員の頑張り・活気に負けないよう日々過ごすこと、芝走会がこれから益々発展するよう、微力ながらできることに取り組んでいきたいと思いました。
余談ですが、大集会終了後懐かしい気持ちになり、10年振り位に実家の本棚に眠っていた「緑芝」を開いてみました。忘れかけていた試合や合宿等の様々な思い出、色々な方との出会いを想起することができました。
残念ながら今回都合がつかず大集会に参加されなかった方とも、またの機会にお会いできたら嬉しく思います。今後ともよろしくお願いいたします。
■ １０９回生 松本耀一郎さん
6月14日お昼頃より開会した芝走会。御手紙にて御招待の連絡が届いた時に、恥ずかしながら、初めて芝走会の存在を認識致しました。その時は44回生から集うこの会の規模の大きさに驚き、また芝学園の伝統に改めて誇りを感じました。
自分は、高校卒業以来で再見できる先輩もいらっしゃるのではないかという期待から今回参加致しました。実際には、久し振りにお会いできた先輩がいらっしゃった上に、顧問として御世話になった先生にもご挨拶ができ、更には、中高時代には直接関わりを持つことができなかった先輩方からも当時の貴重なお話を伺うことができました。
自分が今回の参加者の中で最年少という事もあり、芝走会の伝統の継続と発展の為に協力していこうという気持ちを喚起されました。
今回の芝走会は私のような高校卒業して2,3年のOBを巻き込み、新たな始まりとして催されたと伺いました。次回の芝走会が更に活気付いた同窓会となることを楽しみにしております。
以上
