各地(国内、海外)で多くの同窓生が活躍しております。ホームページ委員会としましては特集記事として、各地で活躍の同窓生の活動をご紹介して参りたいと思います。
第1回目としまして、名古屋地区で老舗の洋菓子店「ボンボン」を経営され、又、東海芝学園会の幹事であります岩間敏明さんの近況をお伝えいたします。
芝学園同窓会の皆様、コンニチハ!
第56回生の岩間です。現在名古屋在住で東海芝学園会の幹事を仰せつかっております。私が現在、名古屋で何をしているかはさておき、先ず、東海芝学園会について話をさせて頂きます。
東海芝学園会は、昭和33年(1958年)9月東海芝中会として創設され昭和62年(1987年)に現在の東海芝学園会となっております。歴代の会長は、初代青木好之氏(11回生)、2代池松文雄氏(15回生)、3代石井真峰氏(5回生)、4代井桁勝裕氏(16回生)、5代大光明真雄氏(19回生)・・・以上故人、6代浪花外記氏(25回生)、7代目となる現会長、茅野敏夫氏(33回生)に引き継がれており、毎年1回総会を開催しております。
総会の場所は、昭和50年(1975年)頃からは平成3年(1990年)までは、私の家の北へ約1km位離れた東二葉町と言う所にある大同特殊鋼の寮、二葉荘或いは愛知県内に有る数ヶ所の大同の保養所で日帰り、又は1泊で楽しんできました。
これは大同特殊鋼の副社長をされた久野重泰氏(28回生)や小泉碩(46回生、故人)のご好意によるものでした。久野氏は平成2年、横浜へ転居され、小泉氏は残念ながら平成4年にご逝去されました。
さて、ここで二葉荘についてご紹介します。
二葉荘は明治時代の新派の先駆者、川上音二郎の妻で、日本最初の女優と言われる、川上貞奴の邸宅であります。
貞奴は音二郎と離別後、福沢諭吉の養子で電力王と言われた福沢桃助とこの家で暮らしましたが、堂々たる洋館は、その斬新さと豪華さから二葉御殿又は赤がね御殿といわれ財界人、文化人の集うサロンでもありました。
後にこの邸宅は名古屋市が買い取り、私の家の近くの撞木町に移
築され平成17年「文化のみち二葉館(名古屋市旧川上貞奴邸)」として一般に公開されております。
東海芝学園会の主なメンバーは以下の通りです。
浪花外記(25回生)、毛利吉光(31回生)、茅野敏夫(33回生)、大原一郎(34回生)、和田降(38回生)、真鍋恭平(40回生)、鎌田吉清(54回生)、岩間敏清(56回生、旧姓鎌田)、増島紀夫(56回生)、山本敏夫(57回生)、竹之内美浩(61回生)。
東海芝学園会は若い同窓生の参加が極めて少ないのが現状です。若い方ももっと参加したくなる魅力ある企画を幹事一同相談しながら、芝学園の伝統を守りつつ、更に発展させて行きたいと考えております。
さて、東海地区は昨年の万博の成功やトヨタの好業績等により、日本一元気のある地区と言われております。繁華街は栄地区と新しく出来たツインタワービルのある名古屋前地区が激しくしのぎを削っております。
名古屋駅前の開発ラッシュは目覚しく名古屋駅の「JRセントラルタワーズ」を皮切りに、今年3月には42階建ての超高層ビル「ミッドランドスクエア」が完成します。事業者はトヨタ、毎日新聞、東和不動産です。
入場者はミッドランドスクウェア全体で年間1,600万人を見込んでいるそうで、東京丸の内の新装「丸ビル」の当初の目標と同じだそうです。
しかし元気な当地区でも他地区同様、小企業、とりわけ商店街は非常に厳しい環境におかれております。すなわち、これらの大型複合施設の開発に加え、高速道路の整備、コンビニの林立、イオン、バロー、マックスバリュー等の大型店が各地に進出し、閉店に追い込まれるお店が非常に多く、商店街は寂しい状態となっております。
私の住んでいる泉地区は旧地名は鍋屋町といいます。私の店は鍋屋町商店街の入り口に立地し、近所には重要無形文化財の白壁地区や旧豊田佐助邸、建中寺、徳川園、前述川上貞奴邸など良き歴史の残る所です。私は株式会社ボンボンとして、洋菓子の製造、販売、喫茶店、中華料理店「天津楼」を経営しております。
創業は昭和24年、創業者は義父、私は2代目です。
私は鍋屋町の隣町の石町で生まれました。生家は江戸時代より続いた旧家で、父はサラリーマンでした。父は東京近辺への転勤が多く、私だけは小学校2、3年を今の地元の山吹小学校に通い、その後、東京での生活が長くなりました。芝中に入学したのもそんな事情によります。
大学卒業後、しばらく東京でサラリーマン生活をしましたが、結婚を機に名古屋に戻り、現在の仕事に就いたわけですが、商売は以前と比べるとかなり厳しい状況です。しかしこの厳しい状況にもめげず、各店舗とも地域の人に愛される、益々美味しい店を目指し、名古屋の老舗有名店にしたく奮闘しております。
名古屋にお越の節は是非お立ち寄り下さい。
(2007年4月記)
<ホームページ委員会より>
岩間さんの経営される洋菓子店ボンボンはヤフーグルメ情報によりますと「50年近い歴史を刻む洋菓子の老舗、人気のマロンケーキはスポンジと生クリームの味がストレートに伝わってくる、素材の良さがここのモットーだ」と有ります。又、中華料理店「天津楼」は「ボンボン」の隣です。訪ねればきっと東海探訪のグッドインフォメーションが聞ける筈です。
洋菓子店「ボンボン」 名古屋市東区泉2−1−22 TEL 052−931−1929
(2007.6.21 名古屋のボンボンを訪問。岩間先輩と記念写真。57回角田)
|